米疾病対策センター(CDC)は8日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人について行動指針を見直し、少人数であればマスクをつけず、対人距離を取らなくても私的な場所で集まることができると発表した。ただ感染拡大を防止するため、予防接種済みでも公共の場や新型コロナの重症化リスクの高いワクチン未接種の人と会う際にはマスクを着用し、対人距離を取るよう呼び掛けた。公衆衛生の専門家によれば、ワクチン接種後もウイルスに感染し、他人に移してしまう可能性はある。だが初期の研究では予防接種済みの人の方が感染リスクもウイルスをばらまく可能性も低い、とCDCは説明している。ロシェル・ワレンスキーCDC所長は声明で「ワクチン接種を完了した人は自宅というプライベートな空間で一部の活動を再開できる」とした一方で「公共の場では予防接種済みの人を含めて、誰もがあらゆる対策を続ける必要がある」と述べた。
ワクチン接種完了者、マスクなしの集まり可能 米CDC
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