Go Toイートキャンペーン外食業界の支援策「GoToイート」。オンライン飲食予約のポイント“失効”問題が炎上した Photo:Diamond

外食業界の支援策「GoToイート」キャンペーンでポイント失効問題が炎上した。プレミアム付食事券の販売は低調で、ちぐはぐな運用が続けば、税金の“無駄遣い”との批判が付きまとう。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)

「GoToイートキャンペーンポイントの有効期限について、農林水産省より、緊急事態宣言や自粛要請期間が延長となった場合でも、2021年3月31日からの有効期限延長はないとの報告をうけております。3月31日に失効となるポイントの有効期限の延長や再加算の予定はございません」

 首都圏1都3県の緊急事態宣言の再延長が決定した3月5日。グルメサイト「ホットペッパーグルメ」の一部会員に対して、こんな内容のメールが届いた。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外食業界支援策GoToイートの利用方法は大きく二つある。一つは、購入額に25%分の価格が上乗せされ発行される「プレミアム付食事券」。もう一つは、グルメサイト経由で予約すると、次回以降の飲食店の利用で使えるポイントがランチで500円分、ディナーで1000円分付与される「オンライン飲食予約」だ。

 このオンライン飲食予約のポイントの有効期限が、当初は3月31日とされていた。グルメサイトにもよるが、3月31日までに予約を入れれば、最長6月30日までの来店予約をすることが可能だ。とはいえ、3月31日までに飲食店への予約を済ませなければ、ポイントが失効してしまう。