この1年でコロナの感染経路がかなり分かってきた。マスクの選び方、手洗い、うがいなど一般家庭の状況に即した、正しく、そして無理なく続けられる感染対策とは。さらにはかかってしまった場合の対処法、そして自分が感染した場合に子どもはどうなるのか。特集『免疫力の嘘』(全13回)の#11では、感染制御コンサルタントの監修の下、コロナ禍でもしものときに役立つ情報をお届けする。(ダイヤモンド編集部 野村聖子、監修/看護師、感染制御コンサルタント、東京都港区感染症専門アドバイザー 堀 成美)
コロナとはまだまだ長い付き合いの予感
頑張り過ぎず継続できる対策を
いよいよ新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。
とはいえ、われわれ一般人が接種できるのは先のことで、まだまだコロナとは長い付き合いになりそうである。感染対策は何より継続することが大切。頑張り過ぎて疲れてしまっては本末転倒だ。
家庭で病院並みの感染対策は再現できないが、ポイントを押さえればかなりのリスクを抑えることができる。暮らしを犠牲にしない、無理なく続けられる感染対策とは何か。
また、いくら気を付けていても感染するときはある。濃厚接触者の定義、コロナにかかってしまった場合の生活、検査を受けたいときなど、もしものときに備えた情報も欲しい。看護師、感染制御コンサルタントで、東京都港区の感染症専門アドバイザーでもある堀成美氏に教えてもらった。