【テルアビブ】最近のある火曜日、新型コロナウイルスのワクチン接種を済ませたばかりのイスラエル人たちでバーはにぎわっていた。通りを隔てた向かいには、ワクチン接種を求める政府の圧力と、接種済みの人々に与えられる特権に抗議する人々が集まっていた。
テクノ音楽が鳴り響く中、ワクチン接種反対派の人々の多くは「強制的ワクチン接種に反対」と書かれたステッカーを身に付け、自らの身体をどうするかを決められるのは自分だけだとの不満を口にした。主な不満の元は、いわゆるグリーンパスポートだ。政府が発行しているグリーンパスポートは、2回のワクチン接種を終えた人がバーやジム、レストランなどに入る際の許可証になる。