米フェイスブックは、利用者が参加するフォーラム「フェイスブックグループ」について、同社のコミュニティー基準に違反していると指摘されたグループに対する新たな罰則を導入した。連邦議会議事堂での暴動につながった抗議運動でグループが大きな役割を果たしたことを受けた措置。エンジニアリング担当バイスプレジデントのトム・アリソン氏は17日のブログ投稿で「当社規定に違反したグループやメンバーは権限とリーチを縮小されるべき」と述べた。フェイスブックではこれに先立ち、自社の監視能力が弱いことを社内調査で指摘していた。今回の罰則により、1月6日の議事堂襲撃を受けて設けた制限の一部を正式導入することになる。フェイスブックは誤情報やヘイトスピーチなど、プラットフォームが有害とみなすコンテンツ対策の規定に繰り返し違反したグループに対して、段階的にペナルティーを課す予定。また米国以外の国でも政治や健康に関連するグループの推奨をやめる。現在は米国のユーザーのみを対象にこうした推奨を制限している。
フェイスブック、「グループ」規定違反に新たな罰則
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