利上げやインフレに不安を抱く必要はないようだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)は17日、このところ市場で示されていた不安感を気にすることなく、金融緩和のアクセルを踏み続ける姿勢を示した。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が過ぎ去った後、今年と来年の景気拡大を予想しているにもかかわらず、そうしたのだ。 再び幸福な日々が訪れそうだ。  FOMCのメンバーは、2021年の成長率の中央値を、昨年12月時点での4.2%から6.5%へと引き上げた。彼らは、現在6.2%の失業率が今年末までに4.5%に低下すると予想。昨年12月時点の予想(5%)を下方修正した。