米アルファベット傘下のグーグルは、全米でのオフィスとデータセンターの拡充に今年70億ドル(約7600億円)を投じる計画を明らかにした。うち10億ドルを地元カリフォルニア州に充てる予定だ。年末までにフルタイム従業員1万人以上を新規採用する計画も示した。新型コロナウイルス収束後の回復をにらんだ動きだ。  同社は約1年前、新型コロナの流行が本格化する中で新規採用ペースを落とすなど、投資を鈍化させていた。それでもオンライン広告への支出拡大を追い風に、グーグルをはじめハイテク大手各社のここ1年の業績は順調だ。