米電気自動車(EV)メーカーのテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、中国による二酸化炭素(CO2)排出量と経済成長への取り組みを称賛し、いずれ中国が同社にとって最大の市場になるとの見方を示した。マスク氏は23日に放映された中国国営中央テレビ局(CCTV)の短いインタビューで、中国が今月採択した経済・社会運営の5カ年計画に盛り込まれたCO2排出量目標に感銘を受けたと述べた。中国ではテスラ車が国家安全保障上のリスクをもたらすとの懸念が浮上し、20日にはマスク氏がそうした懸念の緩和を狙った発言をしていた。インタビューでは「中国の将来が素晴らしいものになるだろうこと、世界最大の経済大国になろうと前進していること、多くの繁栄が待っていることを確信している」と語った。