ソウル市長選挙で
与党候補者への支持が低下
文在寅大統領に近いハンギョレ紙が、リアルメーターの調査で大統領の国政遂行への支持が過去最低になったことを受け、これは単なる支持率の低下だけではなく、「大統領選挙の構図まで“劣勢”になった」との危機感をあらわにしている。3月23日付のハンギョレ紙の記事冒頭部分は次のように書かれている。
「韓国の政府与党にとって不吉な兆候が続いている。文在寅大統領の国政遂行への支持率が最低値を更新したのに続き、政権与党の支持率が急落した。着実に優位を保ってきた次期大統領選挙の構図でも与党が劣勢に転じた。2019年の『曺国(チョ・グク)事態』以後、新型コロナ政局と不動産問題を経て、国政支持率と与党支持率が浮き沈みを繰り返したのとは状況が違う。文在寅政権に対する世論の悪化が、与党の政局主導権はもちろん、次期権力の行方にまで否定的な影響を及ぼしているためだ」