米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは31日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で12~15歳の子どもに対する発症予防効果が100%だったと発表した。臨床試験は2200人以上の子どもを対象に実施された。両社によると、安全性に関する懸念は報告されなかった。今回の結果を受けファイザーは、コロナワクチン接種の対象を12~15歳の子どもに拡大するよう、今後数週間のうちに米保健当局に要請すると述べた。米当局が使用を承認するタイミングによっては、今秋に新学期が始まる前に子供たちがワクチン接種を受けることができるようになる。ファイザーとビオンテックは米国以外でも使用許可を求めるとしているが、時期は明らかにしていない。