米マイクロソフトは米陸軍向けにカスタマイズした拡張現実(AR) ヘッドセットを製造することで最大219億ドル(2兆4200億円)相当の契約を結んだ。政府機関向けの主要サプライヤーとしての同社の役割が拡大する。31日のブログへの投稿によると、これはマイクロソフトが2016年に発売したヘッドセット「ホロレンズ」を基にした製品になる。10年間に12万台余りを納入し、同社のクラウドサービス「Azure(アジュール)」でサポートする。状況認識力を高め、訓練の機会を提供することで、兵士の安全を守り、より効果的な活動ができるようになるとしている。米陸軍は発表文で、マイクロソフトについて「革新的な技術の開発における業界のリーダー」であり、同社との提携は「国家安全保障のために近代化の優先事項を達成する上で、国防総省と産業界が協力できる分野を示すものだ」と述べた。