――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ウォール街関係者の多くは、この1年の圧倒的な株価上昇を「退屈市場仮説」で説明している。旅行などの楽しみを奪われた景気刺激策の受給者が、ゲームストップや電気自動車(EV)新興企業などの注目株に投資した、というものだ。経済活動が再開し、給付金を外で使う人が増えるとどうなるかについて、投資家は考慮する必要があるだろう。  米財務省は2週間前、2400億ドル(約26兆5500億円)相当の給付金の電子送金を開始した。