米労働省が2日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比91万6000人増と、市場予想の67万5000人増を上回った。昨年8月以来の大幅な伸びとなり、景気回復ペースの加速ぶりを示唆した。  景気の改善は新型コロナウイルスの流行で最も大きな打撃を受けた産業、地域、労働者の雇用の追い風になりそうだ。3月の数字は、冬期の停滞後に雇用動向に弾みがついている様子を示しており、長期にわたる雇用創出の始まりになる可能性もある。  失業率は市場予想と同じ6.0%で、2月の6.2%から低下した。  3月は求職者数も増加した。