米疾病対策センター(CDC)は2日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人々について、マスク着用などの予防措置を講じれば深刻なリスクを負うことなく旅行できると発表し、旅行に対する従来の方針を緩和した。症状の有無にかかわらず、コロナワクチンは実世界で感染リスクの低減に有効であることが最近の研究で示されている。CDCは先月、ワクチン接種者に対する安全ガイドラインを一部緩和したが、不必要な旅行には引き続き注意を促していた。CDCのロシェル・ワレンスキー所長は、ワクチンの接種を完了した人は国内旅行の前後に新型コロナ感染症の検査を受ける必要はなく、旅行後の自己隔離の必要もないとの見方を示した。また、渡航先で必要とされない限り、国際線の搭乗前に検査を受ける必要はなく、帰国後の自己隔離も必要ないとした。
ワクチン接種完了者、旅行後の隔離など不要に=米CDC
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