かつてアマゾン・ドット・コムは書籍のみを販売し、アップルはコンピューターを売り、グーグルは単なる検索エンジンにすぎなかった。そうした日々はとっくに過ぎ去り、この3社にマイクロソフトとフェイスブックを加えた5社はIT(情報技術)業界の巨人と化した。  巨大IT企業はインターネット利用者の生活に過度な影響力を持ちすぎていると批判する声もある。企業はそうした意見に対し、互いを含む大きな競争に直面しており、生き残るためにはイノベーション(技術革新)を続ける必要があるとしばしば反論している。