米マイクロソフトのディールメーカーはついに標的を捉えた。だがお買い得とはいかないことは確かだ。マイクロソフトはここ数カ月、動画共有アプリのTikTok(ティックトック)や画像共有サイトのピンタレスト、ゲームプレーヤー向けチャットサービスのディスコードの買収を目指していると報じられてきた。TikTokかピンタレストを買収すれば、同社にとって過去最高額の買収となっただろう。英フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、ピンタレストを巡っては510億ドル近辺で話し合われていた。それに照らせば、音声認識技術の米ニュアンス・コミュニケーションズを197億ドルで買収することで合意したとの12日の発表は、地味に見えるかもしれない。それでもこれは、2016年に260億ドルを投じたビジネス向け交流サイトのリンクトイン買収に次ぐ、同社2番目の大型買収だ。
マイクロソフトのAI企業買収、お買い得ではない
音声認識技術の米ニュアンス・コミュニケーションズ、総売上高は減少傾向
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