1年生議員による批判で
一枚岩の党の団結に亀裂

 1年生議員約50人は「共に民主党初当選議員による共同立場文」を発表し、「共に民主党の党憲と党規に従えば、今回の補欠選挙では共に民主党は候補の公認をすべきではなかった。しかし、私たちは施行もせず国民的な共感もなく党憲と党規の改正を推進し、候補を出したのちに耳をふさいだ」と述べ「その意思決定過程に参加できなかった点を強く反省する」と明らかにした。

 ソウル・釜山市長はともにセクハラ関連のスキャンダルで辞任したため、党憲・党規に従えば、民主党は補欠選挙の候補者を公認できないはずだったのだ。

 市長補欠選挙における候補の公認は、民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表、金太年(キム・テニョン)院内代表(いずれも当時)が主導し、文在寅大統領までも「党憲は固定不変ではない」として、その正当性を主張していた。それを1年生議員が批判したことは、一枚岩でやってきた党の団結に亀裂が入ったことを意味するのであろう。

 声明には含まれなかったが、この日の非公開討論では、党、政府、青瓦台に向けられた強い批判にあふれていたという。「無能、ダブルスタンダード、傲慢、偽善」に対する批判に加え、青瓦台と党指導部が異なる意見を許容せず、政策を押し付けたことに対する批判が相次いだ。

 そして具体的な施策として、民主党が“傲慢”だと思わせた強硬論を主張した人物らが次期指導部に出馬しないことの要求や、「曺国(チョ・グク)元法相、秋美愛(チュ・ミエ)前法相切り捨て論」「大統領と民主党の道徳的優越主義を前面に出した“自分たちの過ちの合理化”などに対する批判」などが続出した。

 こうした1年生議員の動きにより、党内の親文派の核心人物らとの対立が大きくなり、党と青瓦台との間に波乱が起きるかもしれないとの観測が広がっている。ただ、1年生議員の中にも親文派は大きな勢力があり、これがまとまった勢力となるかは未知数である。