【井岡山(中国)】中国の習近平国家主席は、共産党の歴史を「再発見」するよう求めている。そして聖地であるここ江西省・井岡山市では、「巡礼者」がその呼びかけに応じている。  丘の上に位置する人口約20万人のこの町は「紅軍」誕生の地であり、「 中国革命発祥の地」として知られる。共産党結党100周年の節目を7月に控え、信奉者にとってはほぼ宗教的な重要性を持つ史跡の1つだ。  「中国全土から人々が井岡山を訪れ、ここを人生における神聖な地であり、精神的な安らぎの場だと考えている」。中国政府が手配した外国人記者団向けの現地訪問ツアーで隼学軍市長はこう説明した。