米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムは29日発表した1-3月期(第1四半期)決算で、少なくとも1つの、短期的な大きな疑問に答えた。ただし、もっと長期的な、いくつかの疑問はなお残されたままだ。その短期的な疑問とは、新型コロナウイルス流行の収束に伴い、オンラインでの買い物が減るかというもので、その答えは明確なノーだった。アマゾンの1-3月期売上高は全体で前年同期比44%増の1080億5000万ドルで、市場予想を上回った。だが、電子商取引関連事業――自社のオンラインストアやサードパーティー、サブスクリプション(定額制)のセグメントで構成――の伸びはさらに大きかった。これら3つのセグメントの売上高は49%増の計842億ドルと、年末商戦を含む2020年10-12月期(第4四半期)の48%から一段と伸びが加速している。