米連邦捜査局(FBI)は10日、米東部にガソリンやディーゼル燃料を供給する主要パイプラインの停止につながったハッキングについて、東欧に拠点を置くとみられる犯罪集団が関与しているとの見解を示した。欧米のセキュリティー専門家によると、それは「ダークサイド」と呼ばれる比較的新しいハッカー集団で、東欧、おそらくはロシアを拠点としている可能性が高い。政府高官によると、今回のパイプライン停止を招いた悪意あるコンピューターコードは、同集団が作成したものだった。FBIの報道官は「FBIは、ダークサイドのランサムウエアがコロニアル・パイプラインのネットワークへの不正アクセスにつながったことを確認している」とした上で、「同社および政府の協力者とともに調査を続ける」と述べた。