米テキサス州で4月に発生したテスラ車の衝突事故で米運輸安全委員会(NTSB)は10日、暫定報告書を公表した。それによると、運転支援システムが作動していたかや、衝突時に運転席に誰も乗っていなかったとする当初の推測が正しいのか、疑問を投げかけている。今回の事故では男性2人が死亡した。  報告書では、持ち主の自宅の警備システムには、出発時に犠牲者のうちの1人がセダン「モデルS」の運転席に、もう1人が助手席に乗り込む様子が映っていると指摘している。  テキサス州の当局者はこれまで、1人が助手席、もう1人は後部座席で見つかったと話していた。