米バイオ医薬品会社ノババックスは10日、新型コロナウイルスワクチンについて規制当局への承認申請の完了予定時期を延期した。原材料不足でワクチン増産が遅れているためだ。この遅れは、発展途上国でワクチン接種を増やすための努力を後退させる可能性がある。これらの国は現在入手できるワクチンの量が限られており、ノババックスのワクチンに期待している。これまでノババックスは、米国、英国およびその他の欧州諸国でのワクチン承認申請を6月末までに完了する予定だと述べていたが、「9月末まで」に変更した。また、月産約1億5000万回分のフル生産体制への移行予定時期を7-9月期から10-12月期に延期した。
米ノババックス、ワクチン承認申請の完了時期を延期
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