米NBCは、2022年のゴールデングローブ賞受賞式の放送を見送ると明らかにした。賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)の改革が進んでいないことが理由だという。HFPAは1940年代からゴールデングローブ賞を授与しているが、会員が多様性に欠けることや候補作の選定プロセスについて懸念の声が上がっている。NBCは2019年の授賞式から8年間にわたる放送権を取得しており、将来の放送再開には含みを残している。同社は声明で、「HFPAは意義ある改革にコミットしていると今も考えている。一方で、この規模の改革には時間と労力が必要であり、HFPAが適切に授賞式を実施するには時間が必要だと強く感じている。そのため、NBCは2022年のゴールデングローブの放送を見送る。同組織が計画を実現できるのであれば、われわれも2023年1月にショーを放送できる状況にあるよう期待している」とした。