キャシー・ウッド氏が率いるアーク(ARK)・インベストメント・マネジメントは、ハイテク株急落で再び大きな痛手を負っている。  ウッド氏は昨年、ハイテク株投資の目利きとして大きな注目を集めた。自身が運用する上場投資信託(ETF)が、新型コロナウイルス禍の遠隔勤務で勝者となった銘柄に集中投資しており、非常に好調なパフォーマンスとなっていたためだ。だが5月のハイテク銘柄などのグロース株売りでは、ウッド氏のETFは市場全体よりも厳しい下げとなっており、冬場の急落が単なる偶然ではなかったことを示唆している。  旗艦の「イノベーション」ファンドは、5月最初の8営業日で13%下落。