米保健当局者らは16日、政府が先週発表したマスク着用に関する新たなガイドラインを巡る混乱に言及し、ワクチン接種を受けた個人は新型コロナウイルス感染・拡散のリスクが低いものの、マスク着用義務については各自治体や民間企業が最終的な判断を下すと述べた。米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は米ABCのテレビ番組に出演し、「広範囲に及びマスクを外していいという許可ではない」と発言。「パンデミック(世界的大流行)において、ワクチン接種をした人たちはマスクを外せるという状況に向かっているということだ」と述べた。ワレンスキ―氏の発言はCDCが先週発表したガイドラインに沿った内容で、これらの推奨はワクチン接種を完全に終えた人だけに向けられたものだと同氏は述べた。その上で、接種を終えていない人たちはマスク着用を続け、ワクチンを打つべきだとした。
米マスク不要の指針に混乱、州により異なる対応
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