新たな新型コロナウイルス検査の研究が進んでいる。犬がその強力な嗅覚を使ってコロナに感染している人を嗅ぎ分けられることが、米国やアラブ首長国連邦(UAE)の科学者やドッグトレーナーの研究で分かってきた。無症状の感染者でも分かるという。犬は3億個以上の嗅覚受容体を持つ(人間は約500万個)。そのため、人間がコロナウイルスに反応して汗や唾液などの分泌物中に放出する化合物を高い精度で探知することができると科学者は言う。犬はこれまで、薬物や爆発物に関連したにおいを探知するように訓練されてきた。がんやマラリア、糖尿病などの病気を特定するためにも使われてきた。だが、「犬が人間のウイルス性疾患を見つけることができたのは初めて」だと、フランスのアルフォート国立獣医学校のドミニク・グランジャン教授は指摘する。同教授はコロナ探知犬の可能性を評価した最初の研究者の一人だ。
コロナ探知犬に脚光、鼻で嗅ぎ分ける感染者
高い精度示す研究結果、活用し始めた国や企業
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