――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米百貨店チェーン大手のコールズとメーシーズは新型コロナウイルス感染拡大前の状態にほぼ戻りつつある。だが両社にとって不運なことに、競合他社は既にはるか先を行っている。  買い物客が古びた衣服の入れ替えに乗りだし、コールズとメーシーズの2-4月期(第1四半期、5月1日まで)は前年同期比でそれぞれ70%と56%の増収となった。メーシーズは18日の電話による決算会見で、オーダーメードの服を含む正装部門が回復しつつあると述べた。