【ワシントン】米情報当局は最近、中国人民解放軍が所有する輸送機2機がアラブ首長国連邦(UAE)の空港に降り立ち、何らかの物資を搬入している様子をつかんだ。事情に詳しい米当局者が明らかにした。  中東における米国の重要な同盟国であるUAEと中国の接近を受けて、米当局者の間では懸念が広がっており、UAEへの兵器売却計画にも不透明感が出ている。  バイデン政権は4月、トランプ前政権が退任直前に承認したUAEへの武器売却について見直しを行った上で、計画を進める方針を明らかにしていた。