インド警察は、与党の報道官が投稿したツイートの扱いを巡り、ニューデリーにある米ツイッターのオフィスを訪れた。政府の新型コロナウイルス対策に批判が集まる中、米ハイテク大手にまたも当局の厳しい目が向けられた。ナレンドラ・モディ首相率いるインド人民党(BJP)の報道官サムビット・パトラ氏は先週、モディ氏のコロナ対策を批判させることを狙った最大野党のものとする文書をツイッターに投稿した。ツイッターは同氏のツイートに、「操作されたメディア」が含まれているとのラベルを表示した。同社の規定では、改ざんや有害となる可能性があると判断した画像や動画の投稿が禁止されている。インド内務省の管轄下にあるデリー警察は24日遅くに声明を出し、ツイートのラベル表示について捜査するためツイッターの現地オフィスを訪れたと明らかにした。その上で「ツイッターはわれわれの知らない情報を持っているようで、それに基づいて(ツイートを)あのように分類したようだ」と述べた。