ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を使う複数のハッカー集団は、注目されることを避け、自らのビジネスモデルの維持に努めようとしているようだ。米国とアイルランドでの大規模なハッキング事件により日常生活に支障が生じ、これによって批判が高まったことが背景だ。  アイルランドでは今月、公的医療サービスのネットワークがハッキング集団「コンティ」の攻撃を受け全国規模で障害が発生、現在も混乱が続いている。コンティは先週、被害回復のツールを提供したが、身代金が支払われなければ盗み出した情報を流出させると引き続き脅迫を行っている。