米ノースカロライナ州ウェークフォレストのクリーニング店の向かいにある小さなオフィスでは、エンジニアのチームが、第5世代移動通信システム(5G)の無線信号データを使用し、竜巻の早期発見に重要な要素を測定する可能性を探っている。このエンジニアの一団は、非営利のテストラボで工学コンサルティング会社でもあるワイヤレス・リサーチ・センター(WRC)に所属している。同社の専門は、無線技術とアンテナの試験だ。同チームは既に、4Gや5Gの携帯電話基地局が発する信号の変化を基に湿度を測定できることを証明している。今度はこの技術をさらにテストし、そうした信号を利用して気象学者が現在の手法よりもはるかに早く荒天を予測し、人命を救う一助になることを実証しようとしている。
5G信号で竜巻を予測、早期警報に役立てられるか
携帯電話の基地局が発する信号で湿度を測定
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