米フェイスブックと傘下のインスタグラムは、自身やフォローする人のページ上の投稿に対する「いいね」の数を各ユーザーが非表示にできるようにする。「いいね」ボタンは、2009年にフェイスブックに初めて登場して以来、ソーシャルメディア上の成功を測る主要指標となってきた。インスタグラムのアダム・モセリ最高経営責任者(CEO)によると、フェイスブックが2年前に開始した「いいね」を非表示にするテストでは、ユーザーの精神衛生上良い影響を及ぼし、自分の投稿が人気を集めているかどうかの不安が軽減されるとの期待があった。たとえこの変更がビジネス上の利益を損なうものであったとしても実施する考えだったという。モセリ氏は非表示機能の正式導入に先立ち行われた記者向けの電話会議で、ユーザーの感じ方などの影響について、「われわれが考えていたほどの変化はなかった」と述べた。