米上院共和党は28日、1月6日に発生したドナルド・トランプ米大統領の支持者らによる米連邦議会議事堂占拠事件を調査する超党派の独立委員会を設置する法案を阻止した。法案の審議入りを決める手続き上の採決が行われ、結果は賛成54、反対35と、必要な60票に届かなかった。上院は共和、民主が50議席ずつできっ抗しており、法案を進めるには民主党50人全員に加え、共和党から10人が支持に回る必要があったが、同党から賛同したのは6人にとどまった。採決では11人が棄権した。これには民主2人に加え、共和9人が含まれる。ミッチ・マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)は、政治的な動きとして、委員会設置への反対を明言していた。