米HPと同デル・テクノロジーズは最近好調が続いている。多くの投資家は、PCビジネスは最高潮にあると考えているようだ。旺盛なパソコン需要により、HPとデルは今年、最も好調な大型ハイテク株の一部となっている。27日に両社の最新の四半期決算が発表される前、HPは年初来31%高、デルは36%高となっていた。これは、時価総額で上位2社のマイクロソフトとアップルのパフォーマンスをはるかに上回っている。この2社もPC市場向け事業の割合はかなり大きい。そのため、2-4月期の業績に対するハードルは上がっていた。だが、両社ともそのハードルをクリアした。HPの売上高は、前年同期比27%増の約159億ドルと、2015年のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)との分社化以来、最高の伸びを記録した。デルの売上高も前年同期比12%増の約245億ドルと大幅に増加。いずれも市場予想を大きく上回った。総売上高に占めるPCの割合は、デルが半分強、HPでは60%強だ。
PCメーカーの好調、これがピークか
HPとデルは好調が続いているが、PC市場にピーク懸念も
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