米著名投資家ビル・アックマン氏の特別買収目的会社(SPAC)パーシング・スクエア・トンティーン・ホールディングスは、仏メディア大手ビベンディ傘下のユニバーサル・ミュージック・グループと合併することで合意に近づいている。ユニバーサルの評価額は約400億ドル(約4兆4100億円)となる見通しだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。  ディールロジックによると、SPACの合併案件としては、シンガポールの配車サービス大手グラブ・ホールディングスが先ごろSPACと合併した際の約350億ドルを上回り過去最大規模となる。債務も含めたユニバーサルの企業価値は約420億ドルとされている。