アップルの大型イベント、株価支援には力不足か
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――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 アップルはファン層を盛り上げることに注力しているが、同社の収益性の高いエコシステムの運命は、かつてないほど自らコントロールできない状況に置かれている。

 アップルは7日から年次の世界開発者会議「WWDC」を開催する。通常なら数千人のデベロッパーがベイエリアのアップル本社に詰めかけるが、新型コロナウイルス禍の影響で、今年も昨年に続きバーチャル開催となる。カリフォルニア州では、大勢が対面で集うイベントはまだ主流に戻っていない。いずれにしても、アップルはこのイベントでデベロッパーの情熱を維持しつつ、時計のように正確なプラットフォームのアップデートを提供する。そうすることで、デバイスの魅力を高めるとともに、年間売上高600億ドル(約6兆5700億円)余りをもたらす存在となったサービス事業をさらに後押しするだろう。