文政権の韓国では
G7の価値観を共有できない
韓国大統領府の青瓦台は、G7サミットに文在寅大統領が参加することの意義について、「主要20カ国(G20)を超え、主要7カ国(G7)諸国と肩を並べるほどまで高まった韓国の国際的地位を示すもの」と誇らしげに語った。
文大統領は議長国である英国の招待で、今年のサミットに参加し、第1セッション「保健」、第2セッション「開かれた社会と経済」、第3セッション「気候変動と環境」に出席した。韓国がG7に招待されるのは昨年に続き2年連続。ただ、昨年は新型コロナ感染症により会議を開くことはなかった。
ハンギョレによれば、議長国の英国は、「韓国も含めたD11(民主主義11カ国)構想を打ち出した。バイデン大統領も「民主主義サミット」の開催の意向を示したことがあり、今回の会議を機にD10(G7+韓豪印)構想が具体化するかどうかに関心が向けられた」という。外交部関係者は、D11構想について「具体化しないだろう」との見通しを示したが、「韓国の外交の範囲をより広げるきっかけとなるだろう」とも強調した。