ジョー・バイデン米大統領とアフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領は25日に会談する。ホワイトハウスは同会談について、アフガンへの「外交、経済、人道面の支援」の提供を約束すると明言した。こうした動きは、勢いを増している反政府武装勢力タリバンが同国全域で支配地域を拡大する中では、大した慰めにはならない。バイデン氏は今年4月、米軍が9月11日までにアフガンから撤退することを表明した。有志連合軍の撤退も、予想より速いペースで進んでいる。国連当局者が今週明らかにしたところによると、5月以降タリバンはアフガンの約400郡のうち、50以上の郡を支配下に収めており、さらに多くの郡で戦闘が続いている。アフガンの郡は、米国の郡に相当する区分だ。