金正恩(キム・ジョンウン)氏が痩せてきたようだ。多くの北朝鮮国民は心配のあまり、涙に暮れている。最近撮影された朝鮮労働党の会合の写真に写る金氏は、以前より痩せたように見える。国営メディアは北朝鮮の一般市民にインタビューし、貧困にあえぐ国内各地で指導者を気遣う声が上がる様子を伝えた。麦わら帽子をかぶった中年の男性は「親愛なる(金正恩)総書記がひどくお痩せになったのを見て、ひどく心が痛んだ」、「自然に涙が出てきた」などと語った。検閲の厳しい北朝鮮では、指導者である金氏の健康状態は最も口にできない話題だ。韓国の政府関係者は最近、正恩氏の健康状態に大きな変化はないと述べていた。昨年11月には、諜報(ちょうほう)機関が「この独裁者は慢性的な喫煙と肥満にもかかわらず元気そうに見える」と分析していた。