ウォール街ではほとんど見られないような形で株式相場とコモディティー(商品)相場が共に上昇を続けている。高リスク投資への需要がなお根強いことの表れと言える。  4-6月期の終わりまであと数日を残し、S&P500種指数は約8%高、S&P GSCI商品指数は約13%高となっている。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データが過去50年のデータを分析したところ、両指数が5四半期連続で5%を超えて上昇するのは初めてになるとみられる。  S&P500種指数は28日、今年32回目となる最高値を更新した。