米ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、ウォール街では人気がない。だが、1日に発表された第3四半期決算が強い内容だったことで、今後数カ月の間に市場の反応は軟化することが予想される。ウォルグリーンの第3四半期(3-5月期)決算は、売上高が340億ドル(約3兆7900億円)強、調整後の1株当たり利益は1.38ドルと、いずれもアナリスト予想を上回った。ウォルグリーンはまた、通期の収益見通しを前年比約10%増に引き上げた。3月にロザリンド・ブルーワー氏が新たな最高経営責任者(CEO)に就任して以来、2四半期連続での上方修正だ。どうやら株主の期待はアナリストよりも高かったと見え、株価は1日、7.41%安の48.71ドルで引けた。それでも、株価は数年来の安値を付けた昨年9月以降、約50%高となっている。
米薬局ウォルグリーンの業績、市場の見方より健全
株価急落のドラッグストア大手、投資家の反応にかかわらず見通しは悪くない
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