6月の米雇用統計は、もちろん喜ぶべき内容だった。ただ、労働市場でいま起きていることの結論が示されたと考えてはいけない。労働省が2日発表した6月の雇用統計では、非農業部門就業者数(季節調整済み)が前月比85万人増加。エコノミストが予想していた70万6000人増を上回り、5月の58万3000人増、4月の26万9000人増から大きく伸びた。