米国はアフガニスタンの首都カブールにある米大使館の緊急退避計画を強化している。現地の治安情勢が悪化すれば、米国の軍・外交関係者やその他の米国人が危険にさらされるとの懸念が出ている。緊急退避の準備はアフガン駐留米軍撤退の一環として行われている。米国防総省は2日、駐留米軍が8月末までに撤退すると述べた。米軍は20年近くアフガンでの軍事作戦の拠点としていたバグラム空軍基地からの撤退を完了した。緊急退避計画は、米国とアフガン政府による大使館の警備がタリバンの攻撃に圧倒される恐れが高まっていることを受けて強化された。この件はこれまで報じられていない。退避の対象には、大使館関係者数百人と、アフガン滞在中のその他の米国人数千人も含まれる可能性がある。
アフガン米大使館、緊急退避計画を強化
タリバンによる攻撃への懸念高まる
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