米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は6日、州内で銃犯罪が増えているとして緊急事態宣言を発令した。銃犯罪による死者数は現時点で新型コロナウイルス感染による死者数を上回っており、景気回復の拡大を脅かしていると指摘した。同州はこれにより、夏の娯楽や職業訓練、州内の一部地域ですでに実施されている暴力の阻止といった一連の取り組みに1億3870万ドル(約150億円)の資金を迅速に拠出できるようになる。クオモ氏はまた、銃器の販売者や製造業者が無謀な行動をとり、銃器製品が同州で違法に販売されるのを防ぐために適切な措置を講じなかった場合、銃犯罪の被害者がこれらの業者を訴えることを可能にする法案に署名した。