告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ被告の身柄が英国から米国へ引き渡されたとしても、同被告が「スーパーマックス」と呼ばれる超厳重警備の刑務所に収監されることはない、と米政府が英国に保証していたことが分かった。スパイ容疑で訴追した同被告の裁判を開くための何年にもわたる闘いに終止符を打ちたい米政府が譲歩した形だ。英検察当局が公表した裁判所の判決文の抜粋によれば、米国は英政府に対し、アサンジ被告が有罪判決を受けた場合、母国であるオーストラリアで刑期を務めることが認められるとも伝えた。英裁判所は7日、同被告の身柄引き渡しを認めなかった1月の判決に対し、米政府が控訴することを正式に認めた。法廷審問の日程はまだ決まっていない。