「小さくても、しっかり儲かる会社を作る」がモットーの税理士、山本憲明氏。日本に根強くある「会社は大きくするもの」「右肩上がり経営!」という思想を排し、日々、多くの経営者をサポートしている。その山本氏に「9割の起業家がやってしまう5つの失敗」を語ってもらった。
「会社が儲かった!」。
そんなとき、あなたはどうする?
税理士の山本憲明と申します。先月、『社長は会社を「大きく」するな!』というタイトルで、全6回の連載をやらせていただき、そこで非常に多くの方々から反響をいただきました。誠にありがとうございます。※前回の連載
意外だったのは、いわゆる経営者の方だけではなく、「将来、起業を考えている」という方々からも、メッセージをいただいたことです。そこで、「起業」にテーマを絞って、新たに連載を始めたいと思います。内容をより深く理解していただくために、もしよければ、前回の連載をお読み下さいませ。
第1回の本日は、「9割の起業家がやってしまう5つの失敗」について、お話しいたします。
会社を興して、順調に売上が上がり、軌道に乗ってきたとします。そんなとき、あなたはどうするでしょうか?
ここで声を大にして言いたいのは、「すぐに事務所を大きくしたり、人をたくさん雇ったり、固定費をたくさんかけたりするようなことは、絶対にやめて下さい!」ということです。