文在寅大統領Photo:Ore Huiying/gettyimages

最大野党の代表に
就任した李俊錫氏

 6月11日、最大野党「国民の力」の代表選挙において、これまで国会議員選挙に3度落選し、国会議員経験のない李俊錫(イ・ジュンソク)氏が選出され代表に就いた。同氏が選出された背景には若者の文在寅大統領離れがある。李代表は文在寅政権の交代を最大の使命とし、タブーのない姿勢で韓国政治を変えようとしている。

 李俊錫氏は代表就任の挨拶で、次の通り述べた。

●私たちが変化し、より魅力がある党に生まれ変わらなければならない
●我々は変化を通じて変わり、勝利する
●世の中を変えることに賛同し、固定観念を捨ててほしい
●さまざまな大統領選候補やその支持者と共存できる党を作りたい

 李俊錫氏の代表就任から1カ月がたった。李俊錫氏は文政権と与党「共に民主党」に対する批判を強め、韓国社会の変革に乗り出そうとしている。李俊錫氏の1カ月の動きに焦点を当て、文政権との対決姿勢を検証してみたい。