記録的な大雨で洪水に見舞われた中国河南省の省都・鄭州市。復旧作業が始まる中、治安当局の警備が厳しくなっており、すでに情報の流れも制限されている。豪雨による影響が最も深刻だった鄭州の西側半分の地区では23~24日、軍隊が幹線道路から泥を撤去する作業を進める一方、通りはびしょぬれになった所持品を乾かす住民や事業主であふれていた。巨大ポンプが浸水した地下道の排水を行い、救助隊は浸水した車両の回収や時には遺体収容に当たった。24日になると、武装警察部隊が複数の主要交差点や病院付近で警備にあたった。洪水の被害が最もひどかった地下道やトンネル、ハイウエー沿いの歩道橋の周辺では、警察などが現場を封鎖して厳戒態勢を敷いており、通行人は写真の撮影を禁じられた。
大規模水害の河南省で情報統制、復旧作業も厳戒態勢
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