――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチン特需は、まだ減速の兆しを見せていない。しかし、28日に発表された4-6月期(第2四半期)決算は、そうした事態に対する「予防接種」を投資家が受けていることを示唆している。  ファイザーは、今年のワクチン売上高見通しを前回の260億ドルから335億ドルに引き上げた。それに伴い、今年の1株当たり利益見通しも従来の約3.60ドルから約4ドルに上方修正した。各国政府と追加契約を締結すれば、見通しはさらに上向く可能性もある。