米国では新型コロナウイルス感染やワクチン接種規定の不透明性を背景に、映画・テレビ番組の制作が再び中断されている。テレビ局やストリーミングサービスは新鮮なコンテンツに飢える中、逆風に見舞われている。  制作メンバーに新型コロナの陽性反応が出て最近撮影を中断した作品の中には、HBOの大ヒット作『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚(たん)として期待される『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』もある。また、米動画配信サービス大手Hulu(フールー)のコメディー番組『Woke(ウォーク)』も、コロナ陽性者が出たために撮影を中断した。  いずれもその後、制作を再開している。